IoT × 杭

 株式会社リプロは、半世紀以上前の創業当時より、世界に先駆けて環境問題に取り組み、再生プラスチックを用いた測量境界杭のメーカーとして開発・製造を手がけて参りました。
 測量境界杭は、土地の見えない境界を示すもので、それ自体が非常に重要な役割を担いますが、弊社はそこに、位置やその場所の状態を知る情報をプラス。それらを活用する、杭のIoT:Internet of Things(モノのインターネット)製品について、技術開発を進めております。

 現在は、世界が目指す「サステナブル」な社会のため、プラスチックのリサイクルは勿論、温暖化により急増する災害に備える製品が求められる時代です。弊社の手がけるプロジェクト「iRIPRO」とは、境界杭を「目標(めじるし)」の役割だけにとどめず、その場所にあるからこそ発信できる情報と合わせた「情報発信のツール」として活用するものです。

情報発信杭シリーズ

無線センサ端末内蔵杭 [ACTIVE]

 測量境界杭は、土地境界の目標(めじるし)となるものであり、街中は勿論、人里離れた山の中で活用されています。近づく人の少ない場所だからこそ、その位置でしか得られない、そこで起きている情報には非常に価値があります。弊社は土地の目標(めじるし)という役割だけであった測量境界杭に、位置情報や、傾き等の「変化する状態」の情報を取り込むことで、IoT(Internet of Things)化された「情報発信杭」を開発。水害対策、土石流・地滑り対策・傾斜面付近工事の安全対策など、様々なニーズに向けて製品化しております。

情報杭シリーズ

ICチップ内蔵杭[PASSIVE]

 土地の目標(めじるし)である測量境界杭に、ICタグを埋め込み、それをスマートフォン等で読み取ることで、その場所で必要な情報に、ピンポイントで簡単にアクセスことができる製品。
 再生プラスチック測量境界杭のメーカーとして業界トップシェアを誇る株式会社リプロが、安価で手軽、そして場所を取らない等の測量杭ならではの特徴を活かし、河川の浸食・洗掘調査の効率化、観光池での情報収集、所有者不明土地の問題解決など、様々な用途向けた製品を開発しています。